【2017秋アニメ・宝石の国 1話】いるだけで迷惑…でも絶対…あいつがいなくなるのはやだ【Land of the Lustrous ep1】

Hi bro? what’s up?

Jeliza Lozeです。

【2017年秋アニメ】PVから予想する秋アニメ面白さ期待度ランキング【迷ったらコレ】

このランキングで7位となっていた宝石の国1話を視聴しました。

7位となっていますが、1話を見た後は「もっと高くていいな」と思いました。

PVでこれは「成長の物語」「友情の物語」とあったのですが、

確かにその通りだと感じています。

SF的な世界観や3DCGによる作画に気をとられてしまう部分もあるかもしれませんが、

ひとりのキャラクターの感情が動くことで、呼応するように他のキャラクターの感情も動き、

現状を乗り越える行動へと繋がっていくように思えました。

宝石の国の大まかなあらすじは、

遠い未来、その者たちは「宝石」になった。過去、「にんげん」が存在したと伝えられる世界。地上の生物は海中で微小生物(インクルージョン)に食われ無機物となり、長い年月を経て、その無機物から宝石の体を持つ人型の生物が生まれた。28人の宝石達は、自身を装飾品にしようと来襲する月人(つきじん)との戦いを繰り返していた。

宝石達の中でも特に脆く戦闘に出られず、秀でた才のない最若のフォスフォフィライトは、「博物誌」の制作を仕事として与えられ、不本意ながらも活動を始める。

出典:宝石の国

というもので1話はフォスフォフィライト(以下 フォス)が中心となって物語が進行していきます。

ネタバレを含んでいきますので注意してください。

(感想、一番下)

 

第1話 フォスフォフィライト

 

28人の中でもっとも若いといっても300歳を目前にした年齢で、

しかもおちこぼれ。

1話では月人の襲来に応戦する様子や、世界観の説明をかねたキャラクター同士の掛け合い、

そこで浮き彫りになる1人の存在(シンシャ)が判明していきます。

 

© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

 

月人の襲来があり、2人のキャラクターが応戦。

 

© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

 

 

© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

 

けれども上手くいかず、

 

© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

 

宝石たちを束ねる金剛先生が撃退します。

1話から宝石たちが死んでしまった?と思ったのですが、

修復されていたので安心しました。

 

このように危険が伴う戦闘に参加できないフォスは、

現在を保存する博物誌を編むことを任されます。

なにをしたら良いのかわからずに困っていると、

シンシャに聞いてみたら?と言われ、

しぶしぶ探すことになります。

フォスはシンシャとこれまで話したこともなく、近寄りがたい存在であることが判明します。

シンシャに会いにいく前に、医療担当のルチルに会います。

フォスはルチルに言います。

 

© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

シンシャがくまなく浜辺歩いてんのは知ってるけどさ、どうせ夜だろ。
見えてんの?
ぼくら全然夜はだめじゃん。

 

 

© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

確かに光を栄養とするわたしたちにとって、夜は活動が鈍り大変危険ですが、
シンシャだけは…
彼から無尽蔵に出る銀色の毒液で、夜のかすかな光を集め一晩中歩き、警戒ができます。

 

でも夜に月人が訪れたことは一度もありません。
万に一つ、それが彼の仕事です。

 

このようにシンシャだけ他のキャラクターと大きく異なる部分があることが判明します。

また、シンシャの毒に触れてしまうとその部分は光が通らなくなり削り捨てるしかないこと。


そして削られた箇所の記憶は失われてしまうこともわかります。

 

フォスはシンシャの部屋の隣人、ベニトにも会います。

© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

あいつ毒液制御できないことあるだろ。
自分でも嫌になったのか、しばらく戻ってないぜ。
やめとけフォス。
あいつの毒は呼吸と同じだし、みんなに迷惑かけないようにしてるのもわかってる。
でも正直に言うと…隣にいるだけで落ち着かないよ…。

 

いるだけで迷惑。

シンシャの存在が煙たがられている様子がわかります。

ちなみにシンシャ不在の部屋は、制御できない血のような毒で汚れています。

 

© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

 

 

わたしはこの部屋の様子が、シンシャが抱えている感情を視覚的に表現されたもののように見えて悲しくなりました。

流血したままの心。

日の光が差し込んでいるのに、明るくはなく、切なさを強調しているだけに感じました。

個人的に、綾波レイの部屋を初めて見たときの衝撃に似ていて、

それでも生きていかなければいけない現実の中、足掻いて苦しんでいる気がしました。

 

フォスはシンシャを探している最中に、

月人の襲来に遭遇します。

そこを間一髪助けてくれたのがシンシャでした。

 

© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

 

シンシャから出る毒により、草木は死んでいきます。

くそ…どうして
おれが息をするだけで土も草も死んでいくのに…
これ以上…汚したくない…見られたくない…こんな恥ずかしい…
戦いたくない…戦いたくない…

戦いたく…

 

戦闘の結果、空中での姿勢維持に失敗してシンシャは海に落下していくんですが、

シンシャはフォスが差し伸べた手(バインダー)を掴むんですね。

落ちていく最中も本当は生きていくことを諦めきれないように、

必死に手を伸ばしています。

助かったあとシンシャは、

おれは28人の中で最低の…硬度2だ

 

つまりシンシャは宝石としての硬さもなく壊れやすい上に、

毒液も背負っているわけです。

 

ルチルの治療により、シンシャの毒がついた部分を削ったフォス。

 

フォス
戦いたくないって言ってたのに…助けてくれた

 

© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

 

しかし、あの一帯の大気はよどみ、水や草花や生物は
しばらく使えません。
フォス、本当はね…
なにもかも駄目にしてしまう彼を
わたしたちはもてあまし、
夜に閉じ込めているのです。

 

自分の価値がないとされる世界で、

自分自身もそれをわかっていながら、

迷惑をかけまいとひとりで過ごしているシンシャ。

そんなシンシャが昼間、どこで過ごしているのかというと、

月人に一番さらわれやすい危険な場所で過ごしている。

なぜかというと、

 

© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

おれはここで…

おれはここでさらわれるのを待ってる

月でならおれに価値をつけてくれるかもしれない

 

シンシャの胸のうちを知ってフォスは博物誌の手伝いをお願いするも、

シンシャはそれを拒否。

そこでフォスは、

 

きみにしかできない仕事をぼくが必ず見つけてみせるから…

月に行くなんて言うなよ…

 

この時シンシャはフォスに背を向けて、背景の月に向かって歩いていくような演出なのですが、

シンシャが本当に月人にさらわれることを願っている様子が見て取れます。

しかし、フォスが忘れていったバインダーに残った自分の手形を見て、

涙を流しながら本心が出ます。

 

夜から出たい

 

現状を呪って、月に連れ去られることを待っている。

しかし本心は違う。

その本心を引き出したのは間違いなくフォスだ。

交わることのなかった2人が交わって、

それぞれの心に変化を起こし始めたのが、宝石の国、第1話でした。

 

変われるかもしれない。

でもその可能性を信じきれないシンシャ。

変えられるかもしれない。

でも自分になにができるのかわからないフォス。

それでもフォスの心には、

でも絶対…
あいつがいなくなるのはやだ

 

その思いは強くあるのでした。

 

My impression

 

キャラクターの表情が豊かで、特にフォスはころころとその表情を変え、とても可愛らしいです。

悪魔バスター☆スター・バタフライの主人公スター・バタフライとまではいきませんし、

スター・バタフライほどだと振り切りすぎているので要注意ですが、

フォスはそのバランスがよく、本当に愛おしいキャラクターです。

また、誰かを救いたいという思いをもって行動するフォスを応援したいと素直に思いました。

 

個人的にシンシャのような辛い境遇で、その境遇ゆえに誰かを信じることができず、

強がりで自分の心を守っているキャラクターが好きで。

そういうキャラクターが物語が進むにつれて、

少しずつ心を開いていく。本当に少しずつ。

宝石の国の場合は、もちろんフォスのあたたかさによって。

そのもどかしくなるような積み重ねの先にある明るい未来が好きなんです。

もう一度誰かを信じてみるということには、おそらくとてつもないほどの勇気が必要で、

もう一度自分の世界を生きてみようと思えるようになるのは、決して簡単なことではないでしょう。

ただ、フォスをはじめとするキャラクターによって少しずつ変わっていき、

結果、シンシャに笑顔と希望が宿る。

そんな3ヶ月後を期待してしまって仕方がありません。

今後も要チェック作品の一つとなりました。

 

 

出典:宝石の国 1話
© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

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